第11回 連続講座・日韓の「歴史問題」の論点を探る
記憶戦争から記憶の連帯へ
―東アジア記憶空間と犠牲者意識ナショナリズム
2022年12月16日
 
林志弦 (韓国・⻄江大学校 教授)


 歴史問題での民族間、国民間の対立は、日本と韓国との間に限らず、世界のあちこちで起こっています。また、個別の歴史問題がグローバルなレベルで影響を与えたり、別な文脈でとらえられたりする動きも起こっています。「犠牲者意識ナショナリズム」という概念をもとに、そうした現象を読み解き、省察を加えている、林志弦氏の講演記録です。

※韓国・朝鮮語による講座を日本語に翻訳し、読者の理解を助けるために、文章を整えたものです。日本語の文責は、韓国学研究センターにあります。