第10回 連続講座・日韓の「歴史問題」の論点を探る
柳宗悦と朝鮮工芸をめぐって
2022年12月16日
 
杉山享司 日本民藝館常務理事


 日本帝国が朝鮮を植民地としていた時期、日本人の多くは朝鮮人を劣った存在と見なしていました。そのなかにあって、柳宗悦は朝鮮の美を見出し、それを生み出した人びとに深い敬意を払っていました。そのような柳の思想や活動は、歴史問題での葛藤を抱える今日のわたしたちにも示唆を与えてくれるはずです。柳が設立した日本民芸館の理事を務める、杉山享司先生に柳宗悦の人物と朝鮮との関わりについて語っていただきました。

※この事業は、韓国国際交流財団の後援を受けて進めています。