第9回 連続講座・日韓の「歴史問題」の論点を探る
被害・生存者なき時代の「従軍慰安婦」問題と政治的責任
2022年11月18日
 
南基正(ソウル大学日本研究所)


 慰安婦問題は、日韓間の歴史問題の中でももっとも大きな注目を集めて来た問題と言えるでしょう。1990年代にアジア女性基金の事業があり、2015年にもこの問題についての日韓両政府の合意がありました。しかし現在も、問題解決が図られているわけではありません。被害当事者の多くがこの世を去ったなかで、わたしたちは慰安婦問題にどう向き合うべきか? 日本研究を続けてきたソウル大学の南基正先生に語っていただきました。

※この事業は、韓国国際交流財団の後援を受けて進めています。