書評会『和解をめぐる市民運動の取り組み』(明石書店、2022年)をめぐって
2022年8月25日(木)
 
*ポスター(QRコード付き)

【日時】 2022年8月25日(木)14:00~17:00

  Zoomウェビナーによるオンライン書評会として実施します(要・事前登録)。

【評者】 ・小杉亮子さん(埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授)
専門は社会学、論著として『東大闘争の語り: 社会運動の予示と戦略』(新曜社、2018年)など。
・大和裕美子さん(九州共立大准教授)
専門は国際関係論、社会学、論著に『長生炭鉱水没事故をめぐる記憶実践──日韓市民の試みから』(花書院、2015年)など。
当日は、論集の編者の外村大のほか、各論文の執筆者、「和解学」のプロジェクトに参加した研究者も参加します。

【参加手続き】 参加費無料、ただし8月24日(水)までに事前登録が必要です。
・ウェブフォームでの事前参加登録はこちらから
・お問い合わせ cks@iags-cks.c.u-tokyo.ac.jp
(東京大学韓国学研究センター事務局)

【主催】 新学術領域研究・和解学の創成-正義ある和解を求めて(領域代表・早稲田大学 浅野豊美)

【協力】 東京大学グローバル地域研究機構 韓国学研究センター

開催趣旨
 2016年、科研費新学術領域の課題として「和解学の創成-正義ある和解を求めて」(代表・浅野豊美早稲田大学教授)が採択され、5年間の研究を続けてきました。これは、「歴史問題」での民族、国民などの単位での様々な対立・葛藤をどのように和解に導くのかを多様な方法で考える「和解学」を作り出す、それを東アジアの文脈を意識しながら行っていくということを掲げたプロジェクトでした。その成果は、「和解学叢書」として、昨年から刊行が続いています。
 そのうちの1冊、外村大編『和解をめぐる市民運動の取り組み』(明石書店、2022年)は、「歴史問題」の「和解」のために尽力してきた市民の活動に焦点をあてた9本の論文を収めています。これらの論文は、「歴史問題」や「和解」とは何かを考えるうえでの問題提起のみならず、市民運動の歴史や活動のあり方についても参考となる論点を含んでいます。
 今回の書評会では、社会運動研究を続けて来られた小杉亮子さん、日韓をつなぐ市民運動による炭鉱事故犠牲者の追悼活動に光を当てた大和裕美子さんをお招きし、論集への評価や関連する研究をどのように今後深めていくかを考えていく予定です。

【注意点】
・本書評会は、Zoomウェビナーによるオンライン書評会です。書評会参加のため、事前にZoomのインストールをお願いします。→Zoomダウンロードセンター
・ZOOMの操作方法や接続不備については恐れ入りますが、ZOOMのヘルプセンターをご活用ください。