緊急シンポジウム 米朝核危機と日本
――平和的解決を求めて――
2017年11月4日(土)
 
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 現在、東アジアにおける最大の問題は、北朝鮮(DPRK)の核開発、およびその運搬手段開発の問題だ。核兵器廃止を求める国際世論に逆行するばかりか、東アジア地域の平和、安定を大きく脅かしている。この問題をいかに平和的に解決できるかが、この地域の未来を決定するだろう。逆に解決できなければ、悲惨な結果をもたらすだろう。
 最近の長距離ミサイルの発射、核実験の実施は、米国トランプ政権との間に緊張と威迫の応酬をもたらした。
 日本の安全保障にとっても、最大の課題(脅威)となっているが、安倍政権は、「圧力」路線、米国一辺倒の政策をとり、危機を煽っているような印象さえ与える。しかし、それに対する異論・批判の表明は必ずしも多くない。何より、この問題を「どう考えるべきか」という共通認識がない。
 この状況に対して、学術的な知見をもとに、「われわれは、どう考えるべきか、どうすべきか」を議論し、この安全保障にかかわる問題についての「考え方」を整理し、共通の認識を持つことが、この公開シンポの目的である。

【日時】 2017年11月4日(土) 午後1時~5時

【場所】 東京大学駒場Ⅰキャンパス・18号館ホール
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【言語】 日本語(通訳なし)

【主催】 「緊急シンポジウム 米朝核危機と日本」実行委員会
(早稲田大学韓国学研究所、東京大学韓国学研究センター)

【後援】 新外交イニシアティブ(ND)、岩波書店

【協力】 庭野平和財団

【手続き】 無料・事前手続き不要

【連絡先】 岩波書店 緊急シンポジウム担当
event@iwanami.co.jp
東京大学韓国学研究センター
cks@iags-cks.c.u-tokyo.ac.jp

【シンポジウムの概要】

 
13時 開会(12時30分開場/17時閉会予定)
主催者挨拶 岡本厚(岩波書店代表取締役社長)
(0) 問題提起 遠藤誠治(成蹊大学教授)
(1) 基調講演 (どのような選択肢があるか。日本はどうすべきか)
柳沢協二(新外交イニシアティブ理事、元内閣官房副長官補)
(2) 挨拶 河野洋平(元外相)
(3) 北朝鮮の論理と現状
平井久志(共同通信客員論説員)
(4) 韓国はどう考えるか(通訳含む)
全在晟(ソウル大学教授)
(5) 討論:司会 李鍾元(早稲田大学教授)
美根慶樹(元日朝国交正常化交渉政府代表)、木宮正史(東京大学教授)、
朱建栄(東洋学園大学)、 尾形聡彦(朝日新聞オピニオン編集部次長兼機動特派員)、
和田春樹(東京大学名誉教授)ほか
懇親会